mtylan’s diary 〜乳ガン編〜

私の頭の中をまとめるための記録。 37歳で告知、38歳でope。2022現在43歳。 乳がん 右全摘 ステージⅡa ルミナールA リンパlevel1郭清 ホルモン治療中

しこり発見〜告知〜手術〜現在。


ちょっとまとめておく。

いつからか右胸にしこりのようなものがあることに気付いた。
2016年の夏だったような、冬からのような。2015年当時、乳がん検診に行きたいと思って調べたりしていたから、その頃から違和感はあったような気もする。
いつからだろう。
私、いつ気付いたんだろう。
忘れた。こんな衝撃的なこと忘れるものかねぇ。



2016.12.中旬。37歳。
自覚症状があれば、近くの総合病院で診てもらえると知った。


2016.12.22。
外科受診。乳がん発覚。マンモ。CT。エコー。針生検。リンパ、他臓器転移なし。

問診表に書き込み。
自覚症状(しこりのようなもの)があるので、診察の前にマンモグラフィー撮影。
マンモの結果が出て診察室へ呼ばれる。
「石灰化が見られる」と言われる。
石灰化?石灰化ってなんですか?
「マンモの写真、ここ、白くなってるでしょ?これが石灰化した組織で、僕の間違いならいいんだけど、乳がんの可能性が高いってことだね」
確かに白いかたまりが写っている。実寸大だとしたらかたまりは1.5cmくらいに見えた。そこからモヤモヤと白い線がたくさん伸びている。
乳管に沿ってモヤモヤが伸びているらしい。
その場でエコーを撮る。
「マンモとエコーの結果、おそらく乳がんだろう」と言われる。
おそらく? 乳がんじゃないとしたら他に何が考えられるのか訊いてみた。
「そう言われると、困るなぁ」と言われた。
なるほど。
病理検査していないから断定はできないけれど、他に考えられないのか。
つまり、乳がんなんだろな。
CTの結果、他に転移はなさそうと診断。
病理検査へ出すために、針生検でしこりの組織をとる。
なるほど。乳がんか。
あの白いものがガンならば、部分切除じゃ無理な気がする。
ステージや命に関わるのかどうかなどは、聞けなかった。


2016.12.25。
乳がんの本を購入。勉強開始。


2016.01.02。
不安にまみれる。

涙もろくなってねぇ。
病理結果が分からない状態は、0から100までいろんなことを考えてしまう。
お正月は仕事が忙しいから気がまぎれる。


2017.01.04。
診察。病理結果確認。乳がん。ステージ1。

病理結果、ガン。
メインは非浸潤だけど、浸潤がある可能性有り。この段階での診断は、おそらくステージ1とのこと。
でも範囲が広いから全摘か、あるいは抗がん剤+温存+放射線か。詳しい性質等の病理結果は翌週にならないと分からない。
まさか全摘になるとは…膨らみも乳頭乳輪もなくなるのか。


2017.01.05。
診察。骨シンチ。骨転移なし。

骨シンチ9:00注射。11:00撮影。14:00診察。骨転移なし。
1/6に病理の詳しい結果が来る。
ガンのグレードやホルモン受容体の有無などが分かるらしい。
この段階ではステージは1で、選択肢は3つ。
抗がん剤+温存+放射線
②温存+放射線
③全摘。
①②③に、それぞれホルモン治療など5〜10年していく。ここの病院では同時再建も再建手術もやっていないので、再建のことは術後に考える。


2017.01.06。
診察。病理結果確認。ステージ0。

病理の詳しい結果を聞きに、母と。
この段階では非浸潤ガンと診断=ステージ0。
ホルモン受容体有=陽性、Ki67は低い、HER2は陰性。
非浸潤がん(乳管からガンが出てない=脂肪にも筋肉にもリンパや血管にもガンが出ていない、乳管の中に留まっている)だから術前科学療法も術後の科学療法もいらない。
選択肢①は削除。
ただ、広いから温存しても形は崩れるし乳首の向きも左下になる。
全摘を決めた。決めただけ。覚悟はできていない。
再建のことはまた後に考える。


2017.01.10。
ウダウダする。

術後の体を受け入れられるか不安で。親の前で泣いちゃいそうで。
再建にしてもまず全摘の胸を受け入れないと。
同時再建はこの病院ではできない。でも再建はしない方向でいきたい。
シリコン入れたくない。もうお腹開けたくない背中の筋肉減らしたくない。
ボコボコでも素の体を受け入れたい。


2017.01.11。
自分の乳がんについて理解していく。

ホルモン受容体 有
HER2 陰性
Ki67 低い
つまりこの段階では、私の乳がんはステージ0.ルミナルA型。


2017.01.12。
診察。手術日決める。

聞きたいことメモして受診。
・手術と同時にセンチネル生検する。
・術後の病理結果が浸潤がんの可能性も有り。
上記の場合、ホルモン治療になる。
・筋肉は取らない、乳房のみ。
・リンパに転移があったらLevel1取る。
・リンパ転移があったら抗がん剤治療していく。
・左胸は大丈夫。
・リンパ転移がなくても血管に乗って他臓器への転移はあり得る。
・浸潤がんだった場合、再発の可能性有り。
・術後も非浸潤ガンだった場合、再発はない。

全部手書き解答してくれた。
手術、来週は埋まってる。
再来週は私がNG。
その次の週は先生側がNGで、2/6の週に入院手術することに決定。


2017.01.23。
覚悟決める。

癌告知(12/22)から1ヶ月、ある程度勉強もしたし納得できたし。
全摘する覚悟もできた。
転移する前に早く取りたいのが本音。


2017.02.08。
入院。乳がんブログ開始。

乳がん治療スタート。
入院。外科病棟。
検温、血圧、採血、レントゲン。
入院説明、手術説明。


2017.02.09。
手術。全摘+センチネル。リンパ郭清。ステージ2a。

センチネルリンパ生検の結果、リンパ転移が見つかり、リンパLevel1を郭清。
一気にステージ2aへ診断が変わる。
今後の治療も変わっていく。


2017.02.14。
ドレーンが抜ける。


2017.02.17。
退院。


2017.02.27。
診察。治療方針決定。抗がん剤3/6開始。静脈炎。

・今後の治療=抗がん剤→(放射線療法→)ホルモン療法。
(放射線療法は、詳しい病理結果が出てからやるかやらないか決定する)

抗ガン剤の種類は、主治医が他の先生と相談して決めるが、日にちだけ決定。3/6にスタート。
3週に1回を4クール×2。
外来で。点滴で。1回に2〜3時間。

化学療法室で説明受ける。抗がん剤のことやおおよその副作用とその対処法について。


2017.03.02。
診察。抗がん剤中止か?

突然の選択肢。
抗がん剤での生存率の伸び幅が少ないから、抗がん剤をするかしないか、3/6までに決めておいでと。


2017.03.06。
診察。抗がん剤中止。放射線療法無し。

病理結果の再確認。
ステージ2a. ルミナルA. Ki-67低. の場合、ザンクトガレン2015の標準治療では、ホルモン療法のみ。患者本人が希望する場合抗がん剤治療も有り。標準治療を選択。


2017.03.07。
ホルモン療法スタート。

タモキシフェン5年間。



2017.08.29。
術後 約半年 現在。

今日も私は元気です☺︎。
いつも悩んでる人にはなりたくないし、
いつも辛そうな人もイヤだ。
なんだかんだあっても、
いつも元気に笑えてる人でいたいです。
大切なものを大事にするために、笑っていたいです。